事例詳細

調査・質問内容

質問番号 0000001230
状態 受付済
質問日 2022/02/12

岡崎の神社の獅子舞はいつ頃どこではじまったか?

図書館からの回答

回答状態 公開済
公開日 2022/04/08
関連質問番号

・岡崎の額田地区の民俗行事
八剱(やつるぎ)神社で行われる千万町神楽(岡崎市無形民俗文化財)・獅子舞神楽について、
【資料1】「起源は、宝暦年間(1751~61)に八剱神社の祭礼で獅子舞が行われた記録が存在している。」と記載あり。

同じく額田地区、熱田神社の雨山神楽について、
【資料1】「以前は地元で神楽を舞っていたと言われるが久しく絶えており、昭和の初め頃は近隣より神楽を買って奉納していたと言う。」と記載があるが、詳しい起源は不明。

同じく額田地区に夏山八幡宮の火祭り(岡崎市無形民俗文化財)があり、行事の中で雌雄の獅子頭を用いた「カマショ」という所作事があり、その様子は【資料1】に載っている。
祭りの起源については記載がないが、「火祭りに使用したと言われる永禄元年(一五五八)銘のある獅子頭一頭が宝物として伝承されている」と書かれている。

【資料2】「鉢地町では、江戸時代末期から戦前まで、カグラと呼ばれる獅子の舞が行われていた。」
「駒立町では、明治時代の初めごろから同四十年くらいまで、獅子神楽と思われるものが行われていた。」
他、起源は不明だが、神楽について記載あり。
・山綱町(青木神社)の獅子神楽について、「「オカグラ」と呼ばれる獅子舞が大正時代まであった。」
・「仁木町にも明治三十年ころまで獅子の舞があり、・・・」
・「箱柳町では、大正九年ごろまで、熊野神社の祭礼日である十月一日の昼間、神社の舞台で獅子舞が行われていた。」
・「東牧内町では、明治時代の末まで、若い衆がやはり獅子をかぶって舞っていた。」
・「大幡町でも明治四十年ころまで、若い衆が獅子をかぶっていた。」
・「箕川町では、大正時代初めころまで行われ、カグラジシと称していた。」
・「上三ッ木町では、明治三十年ごろまで、芝居の中の一幕を借りて獅子舞が行われていた。」

参考文献

タイトル 注記
新編 岡崎市史 額田資料編Ⅲ(分冊) 【資料1】p.33,37,42
新編岡崎市史 19 【資料2】p.300-301

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